Apple社純正風のドキュメントが簡単に作れる「appledoc」について紹介します。
みなさん、こんにちは。
アイリッジ開発チーム iOSアプリ開発担当です。
今回の記事では、Objective-Cのソースのドキュメント化について書きます。
開発の現場では、納期に追われて、ソースコードのドキュメント化はあまり行われていないかもしれません。
プログラマによっては、1週間前に書いたコードですら、内容を覚えていなかったりします(笑)ので、やはりドキュメントがあった方が、必要なタイミングですぐに記憶を呼び戻すことができ、心強いですよね。
そこで、Apple社純正風のドキュメントが簡単に作れる「appledoc」を紹介します。 http://gentlebytes.com/appledoc/
手順
1. 環境構築
Macのターミナルで以下コマンドをたたき、GitHubからappledocのソースをダウンロードします。
git clone https://github.com/tomaz/appledoc.git
クローンしたappledoc内にあるシェルスクリプト install-appledoc.sh を実行し、
インストールします。コマンドは以下になります。
sh install-appledoc.sh
2. ソースの下準備
ソースコードのヘッダファイルにおいて、宣言しているクラスやプロパティ、メソッドの直前に以下のようなコメントを入れます。
/**
コメント
*/
記述ルールの詳細については、以下URLをご参照ください。
https://github.com/tomaz/appledoc/wiki/appledoc-docs-comments
3. ドキュメント化を実行
次に、ターミナル上で、ドキュメント化したいソースのアプリプロ
そして、以下のコマンドをたたくと、HTMLが生成され、ドキュメント化されます。
appledoc --project-name プロジェクト名 --project-company 自分の会社名 --create-html --no-create-docset --output HTMLを生成したいディレクトリ ソースコードが存在する場所
なお、このコマンドは長いため、シェルスクリプト化しておくとよいかもしれません。
4. 生成されたドキュメント(HTML)
Appleっぽくてクールですね。読みやすいです。
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